『吾輩は猫である』part1 (約1300字)

吾輩は猫である(青空文庫) 夏目漱石

作者:夏目漱石
出版:青空文庫

 

 「元来この地球は誰のものでもない。それなのに人間は我が物顔で誰々の所有地だと決める。」これは猫の一言で、一番気になった。最初は意味不明だったが、改めて考えるとすごく意味がこもっていると思ったからです。
現在の日本は、「民主党を支持するべきだ」とか「自民党の方がいい」とかいう。世界では、戦争や同時多発テロなど、人間同士で争う。動物、植物などの生き物は蚊帳の外。人間が出した有害な物質で地球温暖化になり、住みかをなくす。被害を受けて死ぬ。この地球上を人間が支配しているように。僕はこの事を言っていると思いました。すべてのものが共存するのは難しいと思います。ですが、同じ種類のもの達が一つになれば、共存するのも遠くはないはずです。人間なら人間同士、動物なら動物同士、植物なら植物同士、みんな仲良く一つになればいいなと僕は思います。
僕がこの「吾輩は猫である」を読んだ理由は単純です。ただ猫が好きだからです。猫からの人間世界に対する視点が気になったからです。ここで、この物語の主人公「猫」について説明しましょう。猫は元々野良猫で、そのため名前はありません。ある日、餌を求めて侵入した民家に飼われる事になります。ねずみ捕りよりも睡眠を好む。しかし、運動をすることも好む。そして、男として女に恋をする。僕からしてみれば、他人とは思えない猫です。
この物語は、そんな猫の「人生」いや「猫生」を描いたものです。「猫はいいなぁー」誰もが一度は感じた事ではあると思います。仕事が忙しい時、夏体みの宿題が溜まりすぎて焦っている時、夜ふかしをした時に必ず感じるはずです。僕もあります。祖父母の農家の手伝いで疲れて休憩しようと軽トラックの助手席を見たら、飼い猫が気持ちよさそうに寝ていたのです。その時からもうたまらなく猫になりたいと思いだしました。が、猫も楽ではないようです。この物語が教えてくれました。一つ、人間のように物を握れないという事。猫の手は、人間の手のように指が長くないからです。二つ、猫にとって餅は魔物である事。餅を噛み切る事が難しく口の中につまるらしいんです。あのおいしい餅を食べる事ができないなんてかわいそうです。他にも苦はあると思います。猫も大変なんです。けど、僕は猫になりたいです。「苦もあれば楽もある。」です。僕の一つの夢です。
人間って猫からしてみればぜい沢な生き物らしいです。食べ物をそのままでいいのに無駄に手間をかけたり、着るものだって羊や蚕や綿の世話になり、髪の毛だって自然に伸ばせばいいのにわざわざ手間を、他にも足が4本もあるのに2本しか使わない事がぜい沢らしいです。ふと考えると納得です。他に、人間は自分勝手な生き物らしいです。人間の子供にいたずらをされ、怒り少しでも手を出そうものなら、家中総がかりからこらしめられるからだそうです。これは自分の考えだが、犬などに服を着せるのも人間の自己満足でしかないと思う。人間を別の視点から見ると、こうも悪い生き物だとは思いもよらなかったです。
これまでの自分を反省。物言を別の視点から見るという事は、いい事ですね。おもしろいですし。これからは、悩み事や考え事に対してそういう目線で考えようと思います。

引用元:[校内読書感想文コンクール入賞者発表 ]
本の詳細:[吾輩は猫である
]

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