税作文『国民の無駄遣い』(1200字弱)

税作文

税金の遣われ方というと、学校や公園などの公共施設や、福祉、公共サービス等があげられます。また、国会議員や公務員の給料も税金によってまかなわれています。最近は、国会議員や県の職員が税金を無駄なことに遣って、世間の反感を買っていますが、悪いことをしているのは本当にその人たちだけでしょうか。私は、私たち国民も税金を無駄にしていることがあると思います。
 その理由として、まず、ゴミについてですゴミ問題は、今や社会的な問題ですが、これは税金の無駄遣いにも関係しているのです。ゴミの処理には、税金が遣われています。なので、多くのゴミが出れば、それだけ多くの税金を遣うことになります。私たちが資源を大切にしてゴミを減らすことは、環境に良いだけでなく税金の無駄遣いも減らすことができるのです。また、ゴミの分別もしっかりしていないと、それだけ処理が大変になり、更に多くの税金が遣われてしまいます。ゴミの不法投棄や放置自転車、公共物への落書きや犬のフンの放置についても市などが片付けをするので、もちろん税金が無駄に遣われてしまいます。放置自転車の撤去については、莫大な税金がかけられており、その金額は年間約五千万円にも及ぶそうです。
次に、学校給食についてです。私たちは小学校から中学校までの九年間、ずっと給食にお世話になってきました。私は好き嫌いがありませんでしたが、クラスの中には野菜が嫌いでいつもおかずを残したり、冬は冷たい牛乳を飲みたくないと言って牛乳を残したりする人がいました。そうして出た給食の残飯は豚のエサにすると思っている人も多いと思いますが、実はほとんどがゴミとして捨てられてしまっています。その費用にも、税金が遣われているのです。せっかく栄養の整ったおいしい給食が食べられるのに、それを残して税金だけ無駄に遣ってしまっては意味がありません。
そして最後に、選挙の不投票についてです今、日本では選挙の投票率の低下が問題となっていますが、投票する、しないに関わらず選挙のための投票用紙は、選挙権のある二十歳以上の男女全てにその都度届けられます。それにもかかわらず投票しに行かないということは、それらに遣われた税金は全て無駄になるのです。
私たち高校生は、数年後には成人となり、社会では一人の大人として扱われ、選挙権も持ちます。自分でお金を稼ぎ、税金を納めるようにもなります。そうしていったとき、自分で納めた税金を自らの行いで無駄にしてしまわないよう、そして給食のことなどを子供たちに教えられる大人になるために、今しっかりと税について勉強していきたいです。
大切な税金が、適した遣われ方をするということは、誰もが望んでいることなのです。

引用元:[http://estar.jp/_work_viewer?p=15&w=17822096]

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